ハチクロは、誰もが通る青春時代を思い出させてくれる漫画です

『はちみつとクローバー』は言わずもがなの羽海野チカさんの名作であり代表作です。

最初友人から借りて読み始めた時は、自分探しでの迷走具合と独特のノリにちょっと戸惑ってしまったけれど、これが読み始めるとバッチリハマってしまったんですよね。

ちなみに私の一番好きなキャラクター、それは山田さんです。

何とも平凡なお名前の彼女ですが、スタイル抜群&容姿端麗にも関わらず純真無垢な天然ガールで、好きな人に自分の気持ちを受けとめてもらえないけれど、それでもそばにいたいと思い悩む、とってもピュアな女の子なんですよね。

彼女の恋はどうやって収まりがつくのか終止ドキドキしていましたが、割り切れない恋心を抱えたままの彼女を丸ごと受け入れてくれる、これまた男前の野宮さんとのラストに、とってもほっこりしました。

「一緒にいよう。ケンカをしてもいいじゃない。ちゃんと話をしよう?全部はそれからだ」ですって!!

なかなかこんなセリフ言えないですよね。

きっと二人の間はこれからも色々あるけれどゆっくり絆を深めていくんだろうなと思うと、これまで山田さんを見守ってきた当方としては、感涙必死でした。

そしてこれまた読みながら一緒に涙してしまったのが、ラストの竹本君の電車の中での一コマです。

「うまく行かなかった恋に意味はあるのかって、今なら分かる。意味はある。ここにあったんだよ」って、すごく深いセリフじゃないですか?

それ自体実りはしなかったけれど、それでも自分にとってはとにかく意味のあるものだったというのがすごく伝わってきて…。

この巻を読んだのがちょうど離れて暮らす恋人と別れ話をして地元に戻る電車の中で読んだので、尚更涙ボロボロになりながら共感してしまったという甘酸っぱいエピソード付だったりします。

きっとこの漫画を尊いと思うのは、誰もが一度は通った事のある、そして感じた事のある事を追体験させてくれるものだからなのかなと、ふと青春時代を過ぎた今だからこそ思うのです。
(執筆者:yururi 30代 女性)


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